2014年10月31日金曜日

韓国が潰れていく(9):「希望喪失症」を患う韓国社会、「ボンヤリ」大会は癒やし、国家イメージは27位

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JB Press 2014.10.31(金)  アン・ヨンヒ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42097

韓国一の高校、ハーバード大学へ進み美容師になる!
ソウルで開催された「何も考えない大会」が示す韓国の病状


10月27日、秋が深まりつつある韓国のソウルで「第1回モンテリギ大会」という一風変わった大会が開催された。
 「モンテリギ」というのは「ボーっとする」という意味の隠語で、
 誰が一番ボーっとしているかを競う大会である。

■忙しすぎる現代人の脳を休ませるための大会


●大学修学能力試験会場前で、受験する先輩に声援を送る女子高生〔AFPBB News〕

 ボーっとするのは何もしないことなのにそれを競うというのは矛盾しているが、とにかく大会なので「競う」という言葉を使った。
 ここに参加した人たちの顔を見ると、確かに目の焦点が合っておらず、皆うつろ気な表情をしている。
 こんなふざけた大会をいったい誰が主催したのかと思ったら、ソウル特別市が運営するツイッター「ソウルマニア」だった。

 大会の題名はふざけているが、その狙いは、休みなく目まぐるしい現代人の脳を休ませてあげることだという。
 同大会には約3倍の競争を潜り抜けた老若男女の50人が参加した。

 大会であるだけに得点があるわけだが、そのスコアは心拍数で測定したという。
 何も考えないと気持ちが穏やかになり心拍数が少なくなるというわけだ。

 さて、大会で優勝したのは、小学2年生の少女だった。
 彼女の母親曰く、
 「塾の先生から授業中にボーっとしていると言われ、いつも小言を言っていたが、この大会があるのを聞きつけて子供を参加させてみたら優勝した」
と、インタビューに答えている。

 大会の最終優勝者には、ロダンの「考える人」のトロフィーが授与された。これまた、大会の名前とはかけ離れたトロフィーである。

 これより前に、筆者のカカオトークには1枚の写真が送られてきた。
 写真を見ると、1枚の音譜が写っており、そこには2013年●●童謡祭の受賞曲と書かれている。
 プサンのある小学生が書いた歌詞だという。

 歌詞を読んで筆者は切なくなった(苦笑いを浮かべる人もいた)。
 歌詞のタイトルは「8歳の夢」。
 歌詞には次のような一節がある。

■お受験制度のない韓国


●日本の大学入試センター試験に当たる韓国の大学修学能力試験〔AFPBB News〕

 「私はヨンフン小学校を出て、
 国際中学を出て、
 民族士官学校を出て、
 ハーバード大学(誰もが知っている米国の有名大学)に進学する。
 そして、その後は私が本当にやりたい美容師になるんだ」

 小中高がそれぞれ違う名前なのは、
 韓国には一貫校という概念がない
からである。
 韓国ではお受験制度がないため、小学校は抽選である。

 上述のヨンフン小学校は、韓国の名門私立小学校で、英語教育に長けている。
 サムスン電子のイ・コンヒ会長の孫が入学したことで現在最もホットな小学校になった。

 韓国では、中学校もつい最近までは抽選だった。
 しかし、2008年に国際化特性中学指定制度ができて変わり始めた。

 国際中学に指定された中学校は、試験で生徒を募集できるようになったのである。
 上述の国際中学というのは、ある特定の中学校を指す固有名詞ではなく、国際中学に指定されている名門中学全般を指している。

 ハーバード大学の前にある民族士官学校というのは、韓国の英才だけが入れると言われる全寮制の高校である。
 ここでは韓国国内の大学を目指すより海外の有名大学を目指す教育が行われている。


 韓国は数え年で年齢を数えるので、8歳はちょうど小学1年生
 ピカピカの1年生が、親の世代が良しとしている価値観に基づいて大学までの進路を夢に描く。
 そして結局本当になりたいのは、大学の学位とは全く関係のない美容師だという。

 この国の教育は、どこでこんなに間違えてしまったのだろうか。

■本当に頭を冷やさなければいけいないのは親たち

 先述したモンテリギ大会で優勝した少女の母親のコメントを見ても、既におかしいと感じられた方が多いのではないだろうか。

 まだ小学2年生の子供を塾へ行かせ、授業中ボーっとしているという塾の講師の話を聞いて子供に小言を言ったというのだ・・・。

 もっとも第三者の立場ではどんな正論でも述べられる。
 しかし、実際に子育てを始めると子供を無理やりレールの上を走らせたがる親がたくさんいるのが現実だ。

 子供に喧々囂々(けんけんごうごう)言う必要はなく、本当に大会に出るべき人たちは少女の母親のような大人だったのではないか。

 親たちはもっと頭を休ませて、物事の本質をじっくり考えられるように脳を活性化させた方がいい。
 その意味では、第2回の大会にはもっとたくさんの人が参加してもらいたいものである。



レコードチャイナ 配信日時:2014年10月31日 0時15分
http://www.recordchina.co.jp/a96605.html

韓国で第1回「ぼんやり大会」開催!
ただひたすら宙を見て、ボーっとするだけ―中国ネット

 2014年10月27日、韓国ソウル市中区のソウル広場で、「第1回ぼんやり大会」が行われた。
 台湾・中時電子報が、韓国メディアの報道を引用して伝えた。

 参加者は何もしてはならず、動いても、笑っても、寝てもいけない。
 ただひたすら宙を見て、ボーっとするだけの大会だ。
 心拍数が上がっても失格となるルールで、主催者側は参加者にさまざまな「妨害」を行う。
 優勝したのは9歳の女の子で、ロダンの「考える人」をあしらったトロフィーが送られた。

 この奇妙な大会に、中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

「ちょっとおもしろい」
「変な大会!嫌いじゃないけど」
「また変態なことしてるよ」

「バカなんじゃないの?」
「まったく、くだらない」
「おれに数学の教科書をくれれば、この世の終わりまでボーっとできるぞ」

「寝ちゃだめってのはきついな」
「(大会の写真を見て)ブサイクな表情だなあ」
「日本人に向いてそうな大会だな」



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月19日 22時10分
http://www.recordchina.co.jp/a97717.html

「ボーっとするコンテスト」開催、
中から「まばたき禁止」にルール変更
=優勝賞品は…―四川省成都市

 
●18日、中国四川省成都市で、地面に座ったままひたすらボーっとし続ける長さを競うコンテストが行われた。

 2014年11月19日、成都商報によると、中国四川省成都市で18日、地面に座ったままひたすらボーっとし続ける長さを競うコンテストが行われた。

 韓国・ソウルでも先月、同様の「ぼんやり大会」が開かれている。

 主催者側は「日常生活のプレッシャーから解放されるとともに、忙しい仕事の合間に脳を休めることの大切さを知ってほしい」と開催趣旨を説明した。

 170人が参加したコンテストは午後2時に始まり、2時間経過した時点で35人が耐え続けた。
 午後6時45分になっても男性1人、女性3人が残っていたため、気温の低下や疲労を考慮した主催者側が出場者の同意を得て「まばたき禁止」にルールを変更。
 24歳の胡春艶(ホー・チュンイエン)さんが優勝した。

 「30分過ぎたあたりで足がしびれ、感覚がなくなった。友人たちの声援で持ちこたえられたが、もう限界だった」
と話す胡さんには、賞品として米アップルの最新スマートフォン「iPhone6」が贈られた。



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月15日 4時2分
http://www.recordchina.co.jp/a97464.html

国家イメージランキング、日本は6位!韓国は?
=韓国ネット「奇跡!」「この調査でわかったことは…」

 2014年11月14日、韓国・聯合ニュースによると、市場調査機関GfKが世界50カ国を対象に行った今年の「国家ブランド指数(NBI)」の調査結果が公表された。
 2009年から首位を守ってきたアメリカを抑え、ドイツが1位となった。

 調査は、製品やサービスのレベル、親近感、観光収入、輸出規模、移住や投資先としての魅力などについて行われた。
 2位以下には、米国、英国、フランス、カナダ、日本、イタリアが続いた。
 また、韓国は27位であったと伝えた。

1.ドイツ
2.アメリカ
3.イギリス
4.フランス
5.カナダ
6.日本
7.イタリア
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27.韓国

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「27位…悲しい」
「この調査でわかったことは、韓国人が自分たちを過大評価しているということ」
「国家のイメージも重要だけど、もっと国民の生活を良くすることを考えてほしい。それが国のイメージアップにつながる」
「韓国が27位に入れたことは奇跡!72位の間違いじゃないよね?」

「ドイツ最高!間違った歴史を反省して1位になるのは簡単なことではない」
「ドイツのまねをすれば、韓国はどんなに暮らしやすい国になるだろう」
「ドイツと日本の国民性の良さは認める。
 先進国なのに謙虚だし、秩序意識も最高だ」

「韓国人が考えている以上に、日本には底力がある」
「世界は日本を尊敬しているのに、韓国だけが嫌っている。
 韓国人は自分たちのレベルを知るべきだ」
 
「韓国のメディアは
 『日本は世界の笑い者』、
 『日本は孤立している』
と騒いでいるけど、
 実際は、韓国とは比較にならないくらい世界から好かれている」



朝鮮日報 記事入力 : 2014/11/16 08:43
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/11/15/2014111501882.html

【コラム】韓国にも「クレイジーな研究」を後押しする企業を

 「韓国がノーベル賞受賞者を出すには、
  賢い学生が小さな企業に入って思う存分革新的な技術を開発できるようにすべきだ」

 世界で初めて青色発光ダイオード(LED)を開発し、今年のノーベル物理学賞を共同受賞した、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授が最近、韓国メディアとのインタビューで語った言葉だ。
 中村氏はさらに「ノーベル賞を受賞するには『クレイジーな』研究をすべきだ」と述べた。
 「クレイジー」とは、人とは違ったやり方で、難しい課題に挑戦していくべきだという意味だ。

 中村氏のアドバイスは、本人の経験からにじみ出た言葉だ。
 中村氏は徳島大学大学院の修士課程を修了後、有名な大企業である京セラの入社試験に合格しながら、子どもを田舎で育てようと、故郷である四国の名もない中小企業の日亜化学工業に入社した。
 青色LEDを開発したときには、大学や大企業の研究所がどこも「不可能」と言っていたやり方にこだわり「頭がおかしい」と言われた。

 だが、中村氏の成功にはもう一つ、決定的な要素があった。
 日亜化学工業の創業者である小川信雄元社長の識見と根気だ。
 中村氏は入社から10年の間、会社の売り上げや収益に貢献することはほとんどなかった。
 いくつかの素材を開発したものの、大企業がすでに市場を独占していたため、商品化することはできなかった。
 そのため、昇進どころか月給もアップしなかった。
 上司からは「まだうちの会社に勤めるつもりか」とけなされたこともあった。

 それにもかかわらず、小川社長は中村氏が青色LEDの開発を提案したのに対し、快く受け入れた。
 米国フロリダ大学に1年間留学し、関連技術を学べるようにしたのをはじめ、支援を惜しまなかった。
 成功するかどうかも分からないプロジェクトだったにもかかわらず、年間の売上げの1%以上もの果敢な投資をし、早く研究成果を出すようせかすこともなかった。
 小川社長が強く後押ししなければ、中村氏のノーベル賞受賞もなかったことだろう。

 だが、青色LEDを開発した後、中村氏は日亜化学工業と決別した。
 会社の業務としての発明に対し、会社側が報奨金として2万円しか支給せず、しかも課長止まりとなったことに不満を感じたためだ。
 中村氏は米国の大学教授に転身した後、会社を相手取り「発明の対価」として200億円を請求する訴訟を起こした。
 一審は勝訴したが、二審では8億5000万円を受け取るという条件で和解した。

 この問題で日亜化学工業との関係が悪化した中村氏は、日本社会に対し多くの苦言を呈してきた。
 「米国では誰もが夢を見ることができるが、日本には真の自由がない」
 「日本は研究者の意欲や創意力を後押しする国ではない」
などと発言した。
 だが、10年余り前に他界した小川元社長に対してだけは
 「会社でただ一人、私の研究を認め、投資してくれた。最も感謝している方だ」
と述べた。

 ノーベル賞を目標にしなくても、韓国経済が飛躍するためには、より多くの革新的な企業が出てきてしかるべきだ。
 大企業であれ中小企業であれ、若い人材が思う存分創意的な研究に取り組めるようにすべきだ。
 そのような環境を整えていくことが企業経営者の役割だ。
 小川社長のように人を見る目を持ち、果敢な支援を通じて革新的な成果を導き出す企業経営者が出てこなければならない。
 韓国でいまだに自然科学分野のノーベル賞受賞者が出ないのは残念なことだ。
 「小川社長の韓国版」が出てこなければ、韓国経済に深刻な問題が生じる恐れもある。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/12/28 07:08
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/27/2014122700801.html

【コラム】「希望喪失症」を患う韓国社会

 毎年、年末年始になると新年の運勢を占いに訪れる人で占いの店は大繁盛する。
 「占い師に占ってもらったことがある」という韓国国民は、20年前の韓国ギャラップの調査では17%だったが、今年初めのリサーチ・アンド・リサーチの調査では38%と2倍以上に上昇した。
 占いの店が繁盛している大きな理由の一つは、人々の現実への不満と将来への不安が増しているためだろう。
 米国ピュー研究所の調査によると、
★.韓国国民の暮らしに対する満足度は2002年の53%から今年は47%に低下した。
★.一方、中国国民の暮らしに対する満足度は同期間に23%から59%に急上昇し、
両国の幸福度が逆転した。

 韓国国民が「どんなに頑張っても自分の力で成功するのは難しい」と将来を悲観していることも、世論調査で裏付けられた。
 現代経済研究院が昨年行った調査では、
★.国民の75%が「努力しても(社会)階層の上昇は不可能だ」
と回答した。
 先のギャラップの調査では、
★.周囲の貧困層が貧しい理由について「置かれた環境のため仕方なく」(65%)という回答が「個人の努力不足」(30%)を大きく上回った。
 また、韓国保健社会研究院の分析でも、
★.低所得層だった世帯が所得を増やして中産階級以上になる比率(貧困脱出率)は、2000年には49%だったが12年には23%に急落した。

 こうした雰囲気の中、富裕層に対する視線も厳しくなっている。
 メディアリサーチの今年6月の調査で「(富裕層を)尊敬しない」との回答は82%に達し「尊敬する」は17%にとどまった。
★.社会階層の上昇が困難になっているため、富裕層とそれ以外の人々の確執が深まる可能性が高まっている

 最近の世論調査からは、前途洋々のはずの若者たちの喪失感が特に大きいことが分かる。
 ピュー研究所の調査では「未来の世代が今よりも豊かに暮らすのは難しい」という悲観的な見方を示した世代は、20代が54%で最も高かった。
 また、ギャラップの調査では「貧困は努力不足が原因ではなく置かれた環境のためだ」という意見が20代では69%と、50・60代(55%)を大きく上回った。
 日本の社会学者の山田昌弘氏が指摘した「希望格差社会」、すなわち将来に希望が持てる人と絶望する人に分かれる現象が、韓国でも若者層を中心に急速に進行している。

 政界もその深刻さを知らないわけではなさそうだ。
 与野党はともに政党の基本方針となる綱領で「チャンスのはしご」を強調している。
 与党セヌリ党は
 「倒れたチャンスのはしごを復元し、社会的活力を取り戻す」
と明記している。
 最大野党・新政治民主連合も
 「教育が不平等の手段ではなくチャンスのはしごになるよう努力する」
としている。
 しかし、現実は各党の綱領とは正反対だ。
 各党が先を争って高校授業料や給食などの「無償」を公約に掲げたことで教育予算が減り、支援が必要な社会的弱者が見放されていると分析される。

 「どんなに努力しても報われない」という不満が爆発し、
 階層や世代間のあつれきが深まれば、
 韓国社会は進むべき道を見失ってしまうだろう
 「なせば成る」という強い意志で急速な成長を成し遂げた韓国で今、「希望喪失症」という病が進行している。



【描けない未来:中国の苦悩】






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