2014年12月27日土曜日

中国兵器は大丈夫なのか(4):「殲―20は最終進化に近づいた、残すはエンジン開発のみ

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  戦闘機のジェットエンジン開発は、昨日パクッたから今日使えるというものではない。
 日本は国産のジェット戦闘機をもっていない。
 やっと姿を現した初のジェット戦闘機は「心神」であるが、まだ試作機である。
 ステルス性能はあるようだが、対戦闘ミサイルや銃器は積めない。
 エンジンのパワーがないからである。
 試作機だからこれは当然のことである。
 これから繰り返し繰り返し実験をして、エンジンのパワーを高めていくしかない。
 それはカメの歩みのように遅い。
 なんとか実戦に使えるまでおそらくあと20年以上はかかるだろう。
 先進のジェット戦闘機とはそういうものである。
 その間の防衛を担うために、アメリカから「F-35」を導入するわけである。
 つまり、そのF-35が引退するまでに、心神ならびにその派生機を実戦化することが、開発のスケジュールになる。
 ジェット戦闘機というのは、そういう気の長い開発期間のかかるものである。
 それだからこそ恐るべきパワーを隠している。
 強いていえば、開発期間の長さこそが高度先進技術を生み出す謎でもある。
 パクリでは見てくれはなんとかなる。
 しかし、実戦に長時間は使えない。
 気の遠くなるような実験実験が基礎を支える文化でもある。
 その基礎文化がなければ、耐久性の低いフィギア、つまり置物モドキになってしまう。
 パクリの致命的欠陥は「劣化性・劣化度」の高さにある。
 表面的は同じだが、実用に対して「難がある」、ということである。
 新品のときはそこそこ動くが、使えば使うほど加速度的に劣化していく。
 それがパクリの「難」である。
 パクリではその「難」がどうして出てくるのかが分からない。
 それがパクリ最大の弱点である。


レコードチャイナ 配信日時:2014年12月27日 7時46分
http://www.recordchina.co.jp/a99735.html

米サイトの「殲―20は最終進化に近づいた
だが、エンジンはいまだ開発中」報道に「核兵器が作れてなぜエンジンが作れない?」―中国ネット


●25日、環球網は、殲―20が最終進化に近づいたものの、エンジンに問題があると米国サイト「medium」が報道したことを伝えた。写真は10年11月、広東省珠海の空港に到着した中国空軍のアクロバットチーム「八一表演隊」の戦闘機「殲10」。

 2014年12月25日、環球網は、中国が開発中のステルス戦闘機・殲―20は、最終進化に近づいたもののエンジンはいまだに開発中であると米国サイト「medium」が報道したことを伝えた。

 環球網は、米国サイト「medium」の記事を引用し、
 「殲―20は、赤外線センサー、ステルス塗料、垂直尾翼が変更され、最終進化に近づいた。
 しかし、動力がいまだに問題である。
 プロトタイプで採用されているロシア製AL―31エンジンから、中国は殲―20のサイズに合ったエンジンを設計中で、WS―15エンジンはいまだに研究開発中だ」
と伝えた。

 このニュースに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「ハハハ!やっぱり(問題は)エンジンですか」
「毛沢東(もうたくとう)の時代は貧しかったのに核兵器を作れた。
 今はこんなに豊かになったのになぜエンジンすら作れないのだ?」
「中国製は信頼性に欠け耐久性がない。
 この先、主力戦闘機のエンジンはみんな外国製頼みになると思うな」

「教育を重視せず、大学でも政治が重視される中で、エンジンを開発できる方がおかしい」
「ダメだったら(エンジンも)パクればいいじゃん」
「中国にはその道に長けた人がいるんだ。
 組織的に努力すれば航空機のエンジンだってちゃんとできないはずはないのだが」

「中国の工業は基礎が弱すぎる」
「何でも海外メディアの引用ばかりだけど、国内メディアの存在意義ってどこにあるの?」



Wikipedia 殲-20=J-20 (戦闘機)
 J-20は、1990年代にコードネームJ-XXとして開発されたステルス機の1つで、第5世代とされる。
 #2001および#2002と呼ばれる2つのプロトタイプが2010年末までに製作された。
 成都市の成都飛機工業公司テスト飛行場敷地内で飛行を伴わない地上走行が確認されたとされ、また、その容姿は2010年末に非公式の軍事関連のウェブサイトにJ-20のものと思われる画像が掲載されたことで明らかになった。
 2011年1月11日に初飛行に成功したと公表された。

 中国空軍首脳は2009年時点において、中国初のステルス戦闘機がまもなくテスト飛行の段階に入ると述べており、その8-10年後に配備されるであろうとしていた。

 1999年にコソボ紛争で撃墜されたF-117の残骸から得られたステルスの技術情報を転用した可能性があるとする報道もある。

 2012年3月11日付英サンデー・タイムズ紙によると、中国のハッカーがBAEシステムズのコンピュータに侵入し、1年半に渡ってF-35に関する情報を盗んでいたと報道。

 2018年頃に実戦配備予定。


●(HD)中国ステルス戦闘機「殲20」テスト飛行の最新映像

2011/12/31 にアップロード

●「殲20」:China's 5th Generation Fighter Aircraft J-20 (P2002)

2012/07/26 に公開

●J-20 stealth fighter with Chinese indigenious missile launch rail

2013/03/30 に公開



レコードチャイナ 配信日時:2014年12月21日 3時3分
http://www.recordchina.co.jp/a99370.html

「戦闘機開発で中国がアジアナンバーワンに!」の報道に、
「よく恥ずかしげもなく言えるな」「日本はアジアじゃないとでも?」
―中国ネット


●19日、環球網は、中国が開発中のステルス戦闘機・殲-20が地上テストを開始し、間もなく飛行テストも行われる見通しであることを伝えた。しかし中国のネットユーザーからは懐疑的なコメントが多く寄せられた。写真は殲-20。

 2014年12月19日、環球網は、中国が開発中のステルス戦闘機・殲-20(J-20)が地上テストを開始し、間もなく初となる飛行テストも行われる見通しであることを伝えた。

 記事は、
 「ロシアは深刻な金融危機に見舞われているため、ロシアが開発中のステルス戦闘機・T-50の開発・配備に影響があるかもしれない。
 2017年に殲-20を少数でも配備できれば、中国はアジアで最初のステルス戦闘機配備国となる」
と伝えた。

これに対して中国のネットユーザーからは懐疑的なコメントが多く寄せられた。

「でもエンジンがないじゃん」
「一番心配なのは心臓部であるエンジンだよな」
「エンジンでもロシアを超えたのですか?」
「エンジンの研究開発でも努力して追いつかないと」

「ロシアがエンジンを売ってくれなかったら、2017年に殲-20を配備というのも疑わしくなるな」
「ロシアのエンジンが必要なのにロシアを超えるとか、よく恥ずかしげもなく言えるよな。
 もしロシアがエンジンを提供しなかったら、いったい誰を超えるというのだ?」
「ロシアがエンジンを売らなかったら、殲-20は家で眠ることになる」

「少しずつ前へ進めば、いつの日かエンジンだって問題ではなくなる。
 研究者たちにエールを送るよ」
「成都飛機工業の株価が下落しているからな。
 こういうものを出せば株価が上がると思ったのかな」
「日本のF-35はステルスじゃないの?
 それとも日本はアジアではないということなの?」


レコードチャイナ 配信日時:2014年12月12日 9時29分
http://www.recordchina.co.jp/a98882.html

「殲-31はF-35を制圧できる!」
=製造会社社長の発言に「ほら吹くのに税金はかからない」―中国ネット


●10日、中国版ツイッター・微博で、「殲―31は米国のF―35を制圧できる」と製造会社の社長が発言したことに対して、中国のネットユーザーからは懐疑的なコメントが続々と寄せられている。写真は殲―31。

 2014年12月10日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、現在開発中のステルス戦闘機・殲―31の製造会社である中国航空工業の社長が、「殲―31は米国のF―35を制圧できる」と発言したと伝えられると、中国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられた。

 同社長の発言は、7日に中国中央テレビ(CCTV)の対話番組に出演した際のもので、
 「殲―31が空に上がった時には、米国のF―35を制圧できる。
 これは間違いない」
と、自信たっぷりに語ったという。

 これに対して、中国のネットユーザーから寄せられたコメントは懐疑的なものがほとんどであった。
 以下はその一部。

「いくらなんでも大げさすぎ」
「ほらを吹くのに税金はかからないからな」
「まずはエンジンの国産化に成功してからでも、ほらを吹くのは遅くないのでは」
「ほらを吹く前に国産の自動車からちゃんと作ってくれ」

「F―35の模型なら制圧できるという意味だろ」
「空に上がるって天国に行くってことですか?」
「当然のことだ。
 F―35だけでなく、UFOだって秒殺だ」

「北朝鮮の戦闘機すら制圧できるかどうか」
「自信があるというのはいつでもいいことだ」
「自信というのは実力の上に築き上げるものだと私は思うが」

「このくらいのほらを吹かないと予算が取れないからね。
 よく分かるよ」
「豊かな民衆の余暇を楽しませる笑い話ですね」
「ホラを吹かないと死んでしまうのですか?」



レコードチャイナ 配信日時:2014年11月1日 23時16分
http://www.recordchina.co.jp/a96653.html

米国のF-35にならぶステルス性能、
「殲31」を5年以内に量産化へ―中国

 2014年10月30日、中国の2機種目となるステルス戦闘機「殲31」が、珠海エアショーで初公開される。
 これは中国の持つ航空技術の自信を内外に示すもので、世界の戦闘機市場の既存秩序に揺さぶりをかけることになるだろう。
 新京報が伝えた。

 報道によると、殲31は11月11~16日に広東省珠海市で開かれる第10回中国国際航空宇宙博覧会に参加する。
 同機は中国が初公開する第4世代戦闘機であり、国際社会の注目を集めている。

 殲31は瀋陽飛機工業集団が開発した最新の双発中型ステルス戦闘機で、コードネームは「鶻鷹」。
 同機は革新的技術を集約しており、双発構造、世界最先端のダイバータレス超音速インレット(DSI)を採用している。

 殲31は成熟したステルス機の設計方針を採用し、これに精密な加工を加えることで、米国のF-35と肩を並べるだけのステルス効果を有するようになり、多くの作戦に従事可能となった。
 全方向推力偏向ノズルによる高い機動性と空母への離着陸に適した短距離離着陸能力が備わった。
 フレキシブルな設計、利便性の高いインターフェイス、強力な情報ネットワーク能力により、高い汎用性を持つ。
 同機は大型ステルス戦闘機「殲20」と組み合わせることも、「殲15」に代わる次世代ステルス艦載戦闘機になることも可能だ。
 また、高い機動性、超長航続距離、優れたステルス性能を活かし、大型爆撃機の作戦に協力し、敵地深くに潜入しターゲットを撃破することもあるだろう。
 同機はさらにステルス機以外の戦闘機と編隊を組み、特殊任務も遂行できる。

 殲31の登場は、中国本土の戦闘機技術の画期的な進歩を象徴する。
 中国航空科学技術の発展を長期的に制約してきたボトルネックは、エンジン技術だ。
 殲31は国産エンジンを搭載し、海外依存という受動的局面から脱却し、リスクを解消した。
 これはまた中国の小・中・大推力エンジンの産業チェーン全体の飛躍という面からも重要な意義を持っている。
 中国の軍事技術を推進する牽引役となるのだ。

 殲31は5年以内の量産化が見込まれており、中国製戦闘機とロシア製装備との組み合わせも可能だ。
 このことは、中国が航空機製造の完全な自主化を果たし、自国の戦略的安全保障を実現する上でも重要だ。
 殲31が空母に艦載され海上で実戦投入されれば、中国の技術が世界水準と肩を並べることになる。
 これは中国の空母作戦能力の形成、拡大や艦載機関連技術の促進に対し大きな意義を持つ。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/kojima)



Wikipedia 殲-31=J-31 (航空機)

 
●2014年の中国国際航空宇宙博覧会で公開されたJ-31

中華人民共和国の旗Shenyang J-31 (FC-31) 鶻鷹
    用途:戦闘機
    製造者:瀋陽飛機工業集団
    運用者:未定(輸出用)
    初飛行:2012年10月31日[1]
    運用状況:開発中

 J-31は中国瀋陽飛機工業集団が自己資金で開発した第5世代ステルス戦闘機技術の検証機で、本機を原型とした輸出用ステルス戦闘機「FC-31」が計画されている。
 コードネームは「鶻鷹」(シロハヤブサ)、社内では開発プロジェクト名称の「310工程」に因んで「310検証機」と呼ばれている。
 「J-31(殲-31)」はマスコミやネット上で用いられている通称であり、公式に確認されたものではない。

 本機は2011年1月に初飛行を行ったJ-20に続いて存在が確認された、中国で2番目のステルス戦闘機であり、J-20が全長20mを超える大型機であるのに対し、本機は全長17m程度の中型の双発戦闘機である。
 2012年に試験中の映像が流出し存在が確認された後も、本機についての情報は公式には殆ど明らかにされなかったため、軍の関与しないメーカーの独自プロジェクトとする情報がある一方で、中国軍の採用を前提として、J-20とハイ・ローミックスの運用を行う、あるいは建造中の航空母艦の艦載機として用いるなどの観測もなされていた。
 名称も不明であったため、当初はF-60やJ-21(殲-21)とする説もあったが、「310工程」の01号機の意味で機首に描かれ書かれた「31001」から推測された殲-31(歼-31)またはJ-31の呼び名が一般に定着した。

 2014年11月11日から16日に開催された中国国際航空宇宙博覧会で初めて一般公開され、本機が中国軍の採用を前提としない機体であり、輸出用戦闘機としての名称がFC-31であることも明らかにされた。


●殲-31ステルス戦闘機(F-35コピー)・飛行試験【中国空軍】

2014/05/11 に公開